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戦略的基礎研究推進事業 平成7年度採択研究課題 研究終了報告  403-424
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極微細構造の化学設計と表面反応制御
岩澤 康裕1)
1) 東京大学大学院理学系研究科
100%選択的超高効率触媒、高感度·高選択性センサーさらには次世代化合物半導体デバイスの開発には、表面反応プロセスを完全に制御する必要がある。表面反応プロセスの完全制御は、表面化学プロセスが起こっている状況で、原子·分子の動きを直接捕らえ、プロセス全体を支配する素過程を解明するとともに、原子·分子レベルで表面の極微細構造を制御してはじめて達成される。本研究グループは、原子·分子レベルで単一分子及びその集団の表面化学プロセスを完全に制御した化学反応を実現することを究極の目標として、それに必要な極微細反応解析法を開発し、完全反応制御の基礎的知見を得るとともに、表面反応制御技術の確立をはかる。本研究が成功し、完全反応制御が実現することで、目的の物質のみを合成する高効率活性物質を得ることができるであろう。また、原子レベルで完全に制御された新素材開発のための化学プロセスの設計に必要な基本原理に関する知見が得られるものと期待される。

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