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戦略的基礎研究推進事業 平成7年度採択研究課題 研究終了報告  167-179
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免疫系と神経·内分泌系の立体的分子機構の解明
奥村 康1)
1) 順天堂大学医学部
免疫神経内分泌相互機能解析グループ(順天堂大学医学部免疫 奥村)免疫系のみならず、神経系、内分泌系にも広く発現しているtumor necrosis factor (TNF)/TNFレセプター(TNFR)ファミリー分子に着目し、これらの分子の生体における生理的あるいは病理的機能を明らかにすることにより、免疫系、神経系および内分泌系のクロストークを解析した。具体的にはFas リガンド(FasL), TNF-related apoptosis-inducing ligand (TRAIL), TNF family that weakly induces apoptosis (TWEAK), CD70, OX40リガンド(OX40L)などの分子に対するモノクローナル抗体を作製し、in vitroおよびin vivoにおける抗体投与の実験から、これらの分子の発現調節のメカニズムや生理的あるいは病理的な役割を明らかにした。またそれまで不明であったTNFRファミリー分子を介するシグナル伝達機構を明らかにするために、新たなシグナル伝達分子TNF receptor-associated factor (TRAF) 5を遺伝子クローニングした。さらにTRAF5ノックアウトマウスおよびTRAF2/TRAF5ダブルノックアウトマウスを作製し、これらの分子の生理的な役割を明らかにした。具体的には以下の項目について解析した。

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