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「生体防御のメカニズム」平成8年度採択課題終了シンポジウム  7-8
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『サイトカイン機能不全の分子機構と遺伝子治療』
「サイトカイン機能異常と免疫疾患」

菅村 和夫1)
1) 東北大学医学研究科免疫学分野
TNFファミリー分子の1つであるOX40リガンド(OX40L)は、今日、T細胞-抗原提示細胞(APC)間の副刺激に関わるサイトカインとして注目されている。OX40L遺伝子は我々がHTLV-I-Taxの転写標的遺伝子として同定単離したgp34である。我々は、OX40L欠損(OX40L-KO)マウスがAPC機能不全を示すこと、また、OX40Lトランスジェニック(OX40L-Tg)マウスが免疫寛容機構の破綻を伴い、自己免疫様病変を示すことを明らかにした。

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