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第2回公開シンポジウム予稿集 「脳を創る」  33-33
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海馬の動的神経機構を基礎とする状況依存的知能の設計原理
山口 陽子1)
1) 理研
意味情報システムとしての脳の働きを考える上で、必要不可欠で未解明なのが自律的な拘束条件としてのコンテキストの生成のしくみである。われわれはラット海馬シータリズム活動に注目して、神経活動の引き込みとしてコンテキスト生成がおきる原理の解明を進めている。ラット海馬の神経回路モデル、および実験データ解析は、引き込み原理の有効性を明確に示している。この原理をもとにした、ラット、サルそしてヒトの行動認知課題の研究への展開についても報告する。

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