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第2回公開シンポジウム予稿集 「脳を創る」  27-27
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発話運動制御の仕組み
—強調的補償動作に起こるメカニズムの考案—

伊藤 貴之1), 村野 恵美2), 五味 裕章3), 誉田 雅彰3)
1) CREST
2) 東大·医
3) NTTCS基礎研
発声現象は、様々な発声器官の協調動作によって実現されている。本研究では、発話中に摂動を与える実験を通して、この協調制御メカニズムを明らかにすることを目標とする。本発表では、顎運動を阻害した場合の唇の補償動作、硬口蓋形状を変化させた場合の舌の補償動作、およびそのメカニズムについて考察する。また、反射メカニズムの発話運動への影響について、発話中に微少電気刺激を発話器官に与えた時の口周辺の反射応答から調べた結果を報告する。

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