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第2回公開シンポジウム予稿集 「脳を創る」  26-26
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時間間隔表現の神経機構
-スパイクダイナミクスに基づくモデル

岡本 洋1), 深井 朋樹2)
1) 富士ゼロックス
2) 玉川大·工
最近著者らは双安定ニューロンから成るリカレントネットワークを用いて様々な時間間隔を神経集団活動の持続時間として表現する機構を提案した。そこで用いたニューロンモデルは形式的なものであり、提案された機構が果たして実際の脳における時間間隔表現機構としても成立し得るものかどうかは不明であった。今回我々は生理学的により現実的なニューロンモデルを用いてネットワークを再構成し、同様な機能の発現を確認した。また形式ニューロンのモデルからは予想されなかった、時間コーディング中の神経発火の興味深い挙動について報告する。

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