| 小脳プルキニエ細胞長期抑圧のcoincidence detectionにおけるG-substrateの機能
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| | | | 小脳皮質において、登上線維と平行線維の同時入力により、プルキニエ細胞-平行線維間シナプス伝達の長期抑圧(LTD)が誘導されることが知られている。一酸化窒素はLTD誘導に必須であり、cGMP-PKG系の活性化を介して働き、PKGの基質としてG-substrate(GS)が有力候補である。GS遺伝子ノックアウトマウスの小脳スライスを調べたところ、LTDが誘導された。従って少なくともGS遺伝子欠損マウスではGS以外の系を介してLTD誘導が行われていることがわかった。 | | | |