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第2回公開シンポジウム予稿集 「脳を創る」  22-22
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神経回路網形成分子としての脊椎動物に固有なネトリンG1
仲柴 俊昭1), 西村 幸子1), 池田 敏男1), 糸原 重美1)
1) 理研·行動遺伝
小脳回路の構築に関与する分子のカタログ化を目標として、マウス小脳シグナルシークエンストラップcDNAライブラリーを作製した。その中から、推定されるアミノ酸配列およびドメイン構造の類似性からネトリン遺伝子ファミリーに分類されるネトリンG1遺伝子を同定した。その発想は、小脳深部核および視床などの神経核と嗅球の僧房細胞で顕著であった。古典的ネトリンに対する受容体との結合能は無く、機能的に重複しないと考えられた。ネトリンG1ノックアウトマウスを作製し機能解析を実施中である。

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