| | 永雄 総一1), 北澤 宏理1), 首藤 文洋1), 熊 国祥2) |
| | | Marr、AlbuとItoの理論にスタートした小脳の研究は、眼球反射の適応や条件付けのような単純な手続き記憶の形成においては、小脳シナプス伝達可塑性がキー的役割を演じていることが、様々な手法や標本により実験的に検証される段階に達している。私達のグループは、随意運動の制御や、随意運動が関与する認知機構に小脳がどのように作用しているかを、行動、解剖、生理、分子生物、計算論などの多彩な方面から攻略し、未知の小脳の問題を解決することをめざす。 | | | |