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第2回公開シンポジウム予稿集 「脳を創る」  19-19
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両眼視差提示時の奥行き知覚過程と誘発脳磁場
大脇 崇史1), 武田 常広1)
1) 東大·創域
両眼視差による奥行き知覚過程と誘発脳活動との関係を調べるため、両眼視差刺激に対するボタン押し課題を被験者に課し、反応時間と同時に脳磁場応答を計測した。その結果、被験者6名中5名で、潜時60ms∼190msにおける、鳥距溝付近に局在した応答を得た。この応答は、輝度パターン変化や視差出現に対する視覚野ニューロンの活動であると推測する。また、被験者6名中1名について、交差視差と非交差視差の判別後における帯状回の活動を推定した。この活動は、奥行き知覚自体、あるいは注意に関与している可能性がある。

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