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「脳を知る」・「脳を守る」合同シンポジウム要旨 脳の機能とその異常  28-28
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マウス脳新規高分子量G蛋白質に結合する分子群のtwo-hybrid法による検索
三坂 巧2), 久保 義弘1)2)
1) 東京医歯大院
2) CREST·JST
我々がマウス脳よりcDNAを単離した新規高分子量GTP結合蛋白質(nLG)は、Dynamin等の高分子量G蛋白質に類似した明確なGTP結合ドメインをもつものの、それ以外の部分においては既知の蛋白質と相同性を有しない。nLGの生理機能解明の端緒を探るべく、酵母two-hybrid法によりnLGに結合する蛋白質の検索を試みた。その結果、マウス脳cDNAライブラリーより複数種の陽性クローンを単離した。その中にはESTのみで登録されている新規遺伝子以外に、GABAA受容体αサブユニットの1サブタイプの細胞内ドメイン、並びに3量体G蛋白質シグナル伝達系の調節因子であるRGSの1サブタイプも含まれていた。

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