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「脳を知る」・「脳を守る」合同シンポジウム要旨 脳の機能とその異常  26-26
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SDS-FRLによる小脳神経細胞膜上機能分子の発現解析
馬杉 美和子1)3), 藤本 和2)3), 渡辺 雅彦4), 重本 隆一1)3)
1) 生理研
2) 福井県立
3) CREST·JST
4) 北海道大
従来、電子顕微鏡による細胞膜上分子の局在の解析には、金標識を用いたpreembedding法あるいはpostembedding法が解像度が高い方法として用いられてきた。しかしこれらは定量性や、使用できる抗体の質などの問題があり、また位置関係を解析するためには連続超薄切片で再構築する必要がある。そこで、本研究ではSDS-Freeze Fracture Replica Labeling(SDS-FRL)法を活用した。Freeze Fracture法は、膜の構造の観察に適するが、分子の同定は困難である。しかし、Replicaを金でラベルすることによって膜上分子の分布を一気に2次元的に観察することが可能となった。我々は、加圧凍結装置を用いて凍結したラット小脳のレプリカを作製し、種々の膜上分子のSDS-FRLを施行した。

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