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「脳を知る」・「脳を守る」合同シンポジウム要旨 脳の機能とその異常  26-26
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アフリカツメガエル胚前方神経外胚葉特異的に発現する新規遺伝子の網羅的検索
高橋 範行1), 栃本 直子1), 大森 慎也1)2), 伊藤 万里2), 稲森 雅子1)2), 信賀 順1)2), 長田 真一2), 平良 眞規1)2)
1) 東大·院理·生物科学
2) CREST·JST
前部神経外胚葉領域特異的に発現する新規の発生制御遺伝子を網羅的検索により単離し、その機能を追究することにより、頭部形成のメカニズムの解明を目指している。アフリカツメガエルの原腸胚(st.12-12.5)600個より前部神経板領域を切り出しcDNAライブラリーを作成した。そのライブリーに対し、尾芽胚胴部のRNAから作成したプローブでプラーク·ハイブリダイゼーションを行い、高発現の遺伝子を除去した後、ファージクローンを無作為に単離した。これらのクローンを、塩基配列決定法(1,824 clones)あるいは全胚in situハイブリダイゼーション法(433 clones)により新規遺伝子の検索を行った。その結果、前部神経板において比較的一様に発現するN3A9,N24E4,領域特異的に発現するN3B10,N17A7,N17D12などの遺伝子を得た。今回は現在までに得られたこれらの遺伝子の知見と、網羅的検索の進行状況ならびに統計的データを報告する。

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