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公開シンポジウム「ゲノムの構造と機能」要旨集  12-13
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哺乳類特異的ゲノム機能
石野 史敏1)2), 小倉 淳郎3), 横山 峯介4), 若菜 茂晴5), 金児-石野 知子6)
1) CREST
2) 東工大遺伝子
3) 感染研獣医科学
4) 三菱生命研生殖工学
5) 理研ゲノム科学
6) 東海大健康科学
生物の持つゲノムの機能解明はポストゲノムシーケンス時代の重要なテーマである。ゲノムにはその生物に関する総ての遺伝情報が込められており、地球上に見られる生物の多様性は、生物に固有なゲノムの多様性に基づいていると言える。そして個体発生等の高次の生命現象はゲノムの総合的な機能の反映であるといえる。ゲノムの一次構造の解明からは、その生物の持つ全遺伝子の情報が明らかになり、これにより体系的な全遺伝子の機能解析という手法が可能となった。私たちはこのようなアプローチに加えて、これら遺伝子を体系的に制御する遺伝子発現調節機構の立場からのゲノム機能へのアプローチも生物の独自性と多様性を理解するために重要であると考えている。

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