| 磁気力を利用した仮想的可変重力場におけるタンパク質結晶成長 均一磁気力場発生技術の開発
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| | | 金属系超伝導導体(NbTi,Nb3Sn)を使用し,径10mm×長さ10mmの空間内で磁気力場(磁場と勾配磁場の積)の均一度の条件を満たしながら,最大の磁気力場を発生できるマグネットの形状を非線形計画法にて求め,製作した。その断面形状と外観写真をFig.1,2に示す。Fig.1内の白抜きの四角形は試料空間を示している。Table1にマグネットの諸元を示す。 伝導冷却式超伝導マグネットとしては蓄積エネルギー,発生磁場共に最大となる予定である。本マグネットは既に完成しており,全体が均一に冷却できることも確認した。専用クライオスタットでの性能試験の後,タンパク質結晶成長実験に使用される予定である。 | | | |