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「極限環境状態における現象」研究領域シンポジウム  72-73
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超好熱始原菌由来新型Rubiscoの構造解析
跡見 晴幸1)2), 前田 倫広1)2), 福居 俊昭1)2), 今中 忠行1)2)
1) 京都大学大学院工学研究科合成·生物化学専攻
2) CREST-JST
地球上には実に多種多様な生物が生息しているが、それらは共通に糖·脂質·核酸·タンパク質等の有機炭素化合物を主構成成分としている。これら有機炭素化合物のほとんどは地球から(非生物的に)供給されるのではなく、生物自身が無機炭素(主にCO2)を還元することによってそれらを合成している。代表的な例は植物、藻類や光合成細菌であり、これらは光のエネルギーを用いて二酸化炭素の還元·同化(炭酸固定)を行っている。独立栄養生物が合成した有機物が地表に存在する全ての従属栄養生物の栄養源となり、異化代謝されることによって再び酸化される(Fig.1)。

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