 | 大脳基底核における標的細胞依存性の抑制性シナプス伝達の調節
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| | 姜 英男1)3), 木下 彩栄2), 重本 隆一2), 長瀬 佳孝1), 石井 久淑1) |
| 1) 北海道医療大学·歯·生理
2) 岡崎·生理研·脳形態解析研究部門
3) CREST·JST |
| | 淡蒼球GABA作動性細胞は線状体GABA作動性細胞からの抑制により、視床細胞に脱抑制を行う。我々は、スライス·パッチクランプ法により、ラット淡蒼球細胞を、不活性化が急峻なA電流を示すI型と、不活性化が緩徐なA電流及び低閾値型のカルシウム電流を示すII型の二つのサブタイプに分類した。また、免疫組織化学的手法により、線状体GABA作動性細胞の軸索終末は、II型の淡蒼球細胞に対してシナプス結合する場合に、豊富なIII型代謝調節型グルタミン酸受容体(mGluR7a)を持つことが明らかとなり、標的細胞特異的なシナプス前抑制機構の存在が示唆された。 |
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