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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  28-28
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GluR ε2型NMDA受容体による急性侵害刺激反応の制御
竹内 倫徳1)2), 和井内 賛1)2), 三品 昌美1)2)
1) 東大·院医·分子神経生物
2) CREST·JST
NMDA受容体ε2サブユニットの急性侵害刺激反応における役割をノックアウトマウスを用いて検討した。ε2サブユニットヘテロ欠損マウスは電気、熱、機械刺激といった侵害的刺激に対する反応が野生型マウスと比較して亢進していることを見出した。一方、ε1およびε4サブユニットホモ欠損マウスでは、侵害的刺激に対する反応は野生型と同等であることが報告されている。これらの結果から、ε2型NMDA受容体が急性侵害刺激反応の制御に特異的に関与していると考えられる。

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