| “ラット副嗅球僧帽·房飾細胞と顆粒細胞の結合様式と情報処理機構”
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| 横須賀 誠1), 佐原 資謹2), 根岸-加藤 みどり4), 市川 真澄3)4) |
| 1) 聖マリアンナ医大·解剖 2) 東医歯大大学院·顎顔面生理 3) 都神経研·発生形態 4) CREST·JST |
| | 副嗅球における情報処理機構を明らかにする目的で、副嗅球僧帽·房飾細胞と顆粒細胞の形態および結合様式を、ラット嗅球スライス標本を用いて検索した。僧帽·房飾細胞は、糸球体層に向かって発達した複数の1次樹状突起を伸ばすが、2次樹状突起の発達は乏しいこと。顆粒細細胞は、僧帽·房飾細胞層に向かって、スパインリッチな樹状突起を出し、僧帽·房飾細胞の1次樹状突起上にシナプス結合をしていていることが明らかになった。副嗅球のニューロンは主嗅球のニューロンとは異なる形態と機能特性を持つことから、その情報処理様式も異なると考えられる。 | | | |