TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  21-21
[Image PDF (65K)


受容体型チロシンフォスファターゼ(PTPζ)とLDL受容体ファミリーメンバー(LRP1)によるヘパリン結合性成長因子ミッドカインのシグナル伝達
門松 健治1), 村松 寿子1), 前田 信明2), 野田 昌晴2), 村松 喬1)
1) 名大院·医·生化
2) 基生研·感覚情報処理
ミッドカイン(MK)による細胞遊走にはPTPζが必要であり、この際PI3キナーゼとMAPキナーゼの活性化を伴う。一方、MKに結合し、さらに化学的にクロスリンクされる膜タンパクとしてLRP1を同定した。細胞によるMKのエンドサイトーシス、MKによる神経細胞生存はLRP1依存性を示した。細胞内シグナル伝達とエンドサイトーシスの接点という視点からPTPζとLRP1の機能的協調が重要であると考えられる

[Image PDF (65K)

Copyright (c) 2002 科学技術振興事業団