| 受容体型チロシンフォスファターゼ(PTPζ)とLDL受容体ファミリーメンバー(LRP1)によるヘパリン結合性成長因子ミッドカインのシグナル伝達
|
| 門松 健治1), 村松 寿子1), 前田 信明2), 野田 昌晴2), 村松 喬1) |
| | | ミッドカイン(MK)による細胞遊走にはPTPζが必要であり、この際PI3キナーゼとMAPキナーゼの活性化を伴う。一方、MKに結合し、さらに化学的にクロスリンクされる膜タンパクとしてLRP1を同定した。細胞によるMKのエンドサイトーシス、MKによる神経細胞生存はLRP1依存性を示した。細胞内シグナル伝達とエンドサイトーシスの接点という視点からPTPζとLRP1の機能的協調が重要であると考えられる | | | |