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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  20-20
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網膜腹側特異的BMP-4アンタゴニストVentroptinの機能解析
作田 拓1)2), 鈴木 亮子1), 高橋 弘雄1)3), 加藤 彰1)3), 新谷 隆史1), 家村 俊一郎4), 山本 隆正4), 上野 直人4), 野田 昌晴1)2)3)
1) 基生研·感覚情報処理
2) CREST·JST
3) 総研大·生命科学
4) 基本研·形態形成
Ventroptinは新規のBMP-4アンタゴニストであり、発生初期では網膜の腹側特異的に発現している。この発現はBMP-4と相補的である。発生が進むと前後軸·背腹軸、両方向において濃度勾配をもって発現するようになる。ニワトリ胚の網膜にVentropinを異所的に発現させると、種々のトポグラフィック分子の発現が変化し、さらに網膜神経節細胞軸索の投射が前後軸·背腹軸、両方向において変化した。

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