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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  20-20
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網膜で領域特異的に局在するRetinoid Dehydrogenases
鈴木 亮子1), 新谷 隆史1), 作田 拓1)2), 加藤 彰1)3), 大河原 剛1)3), 大隅 典子4), 野田 昌晴1)2)3)
1) 基生研·感覚情報処理
2) CREST·JST
3) 総研大·生命科学
4) 東北大院·医·細胞生物
発生初期の眼において、レチノイン酸(RA)は、網膜腹側の形態形成に必須であることが示唆されている。我々は、RLCS法を用いて、網膜腹側で特異的に発現する新規RALDH(RALDH-3)を同定した。RALDH-3は、retinalからRAを生成することが明らかとなった。我々はさらに、retinolからretinalを生成する酵素の候補として、新規SDR(cSDR)を同定した。本分子の発現パターンから、cSDRとRALDH-3が発生初期の網膜腹側のRA合成において中心的な役割を担うと推察される。

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