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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  15-15
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ラット脳神経細胞へのリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素の取り込み機構の解析
角山 圭一1)2), 乾 隆1)2), 柏木 雄次郎3), 裏出 良博1)2)
1) CREST·JST
2) 大阪バイオサイエンス研究所·分子行動生物
3) 関西労災病院·心療内科·精神科
ラット脳におけるリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)の分布を免疫組織化学的に調べた結果、本酵素蛋白質は幼弱動物のくも膜細胞や大脳皮質の錐体細胞とその樹状突起に局在していた。そして、神経細胞内のL-PGDS蛋白質は、動物の成長と共に減少した。しかし、L-PGDS mRNAは、くも膜では発現していたが神経細胞には検出されなかった。従って、L-PGDSは何らかの機構を介して神経細胞内に移行すると考えられる。現在、その取り込み機構を調べている。

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