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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  15-15
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くも膜下出血後の脳脊髄液中プロスタグランジンD合成酵素に結合する内因性リガンドはビリベルジンとその類縁体である
乾 隆1)2), 丸山 敏彦1)2), 久田 美貴3), 間瀬 光人4), 清水 興介5), 織田 浩司5), 直木 秀夫3), 山田 和雄4), 裏出 良博1)2)
1) CREST·JST
2) 大阪バイオサイエンス研究所·分子行動生物
3) サントリー·生有研
4) 名市大·医·脳神経外科
5) マルハ中央研究所·生化
我々は、前回、くも膜下出血患者の脳脊髄液から精製したリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)が、ビリベルジンと酷似したUVおよびCDスペクトルを示す色素を結合していることを報告した。今回は、L-PGDSをリシルエンドプロテアーゼ処理によりペプチド断片化後、逆相HPLCにより分離し、MALDI-TOF-MS法を用いたMS/MS測定により、L-PGDSから遊離してきた内因性リガンドがビリベルジン及びその類縁体であることを同定した。

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