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研究領域「脳を知る」のシンポジウム “脳神経科学の最先端2001”  14-14
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神経ガイダンス分子セマフォリン3A情報伝達におけるFyn-Cdk5リン酸化カスケードの役割
佐々木 幸生1), C. Cheng1)2), 内田 穣1)4), 大島 登志男5), 八木 健6), 谷口 雅彦7), 中山 孝3), 工藤 佳久4), 大野 重昭2), 中村 史雄1), 五嶋 良郎1)8)
1) 横浜市大·医·薬理
2) 眼科
3) 一生化
4) 東薬大·生命科学
5) 理研·脳科学総合セ
6) 阪大·細胞生体工学セ
7) 東大院·医·生化分子生物
8) CREST·JST
我々はキナーゼ阻害剤とノックアウトマウスを用いた検討から、FynとCdk5がセマフォリン3A(Sema3A)による成長円錐退縮応答に対する関与を見出した。さらに、Sema3A受容体複合体とFyn、Cdk5の会合、Sema3AによるCdk5活性の上昇、構成的活性化型FynによるCdk5のTyr15のリン酸化及び同キナーゼ活性の上昇が観察された。sema3A、fyn欠損マウスの表現系も比較·検討する予定である。

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