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第1回領域シンポジウム予稿集 環境低負荷型の社会システム Social Systems for Better Environment Performance  7-12
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自立型都市をめざした都市代謝システムの開発
柏木 孝夫1)
1) 東京農工大学工学部
二酸化炭素による温暖化などの地球環境問題とともに廃棄物問題などの地域環境問題への対応が現在の大きな課題となっている. この両者ともに人間活動に基づいていることから都市がその主要な発生源ということができる. 今後の都市への人口集中などを考えると, 個々の活動主体(企業や家庭)における省エネルギー·省資源対策だけでは総合的にみて効率的·効果的とはいいがたい. 今後は都市のハードウェア(インフラ), ソフトウェア(住まい方)の両方の面からより環境への負荷が小さい望ましいあり方を探ることが不可欠である.
その観点から, 本プロジェクトでは資源のリサイクルやエネルギーの有効利用, 緑地などにより環境負荷を抑えた都市の形成をめざし, それに必要な要素技術, システムの開発とともに環境低負荷型の都市設計を支援するためのシミュレータの開発を目的としている.

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