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各種反応プロセスにおける磁気効果に関する研究
Vol. 1 (2000) p.38
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1) 金属材料技術研究所強磁場ステーションでの強磁場発生技術の進展
木吉 司1), 浅野 稔久1), 松本 真治1), 中山 博之1), 小菅 通雄1), 湯山 道也1), 伊藤 喜久男1), 和田 仁1)
1) 金属材料技術研究所強磁場ステーション
  金属材料技術研究所強磁場ステーション(Tsukuba Magnet Laboratory、以下ではその略称であるTMLを使用する)は世界でも有数の強磁場発生施設として知られている。1998年4月からは共同研究施設として主要設備が外部の研究者にも開放されており、1999年には外部の研究者から73件(大学58件、公的研究機関7件、民間企業8件)の利用申し込みを受けた。冷凍機伝導冷却型超伝導マグネットの開発等に伴い強磁場を比較的容易に発生できるようになり、従来見過ごされてきた常磁性や反磁性の物質に対する磁気効果が着目されてきた。これに伴ってより強い磁場での検証が必要になっている。さらに磁気効果によってはこれまでとは異なる磁場の設計·製作や実用化を念頭に置いた磁場発生技術の開発が必要となる。TMLの強磁場発生施設は当初酸化物系高温超伝導材料の特性評価と超伝導発現機構の解明を目的として整備されたものであるが、同時に新しい磁気効果への貢献も重要な研究領域であるとの認識から本共同研究促進事業に参加し、各種のマグネットを開発してきた。本稿ではそれらについて報告する。

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