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平成11年度 戦略的基礎研究推進事業 「研究年報」
Vol. 1 (2000) 391
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「単一分子·原子レベルの反応制御」平成8年度採択研究代表者
「ダイヤモンド—有機分子の化学結合形成機構と制御」

安藤 寿浩1)
1) 無機材質研究所 主任研究官
Abstract:  本研究プロジェクトの特徴は,無機結晶であるダイヤモンド表面を微視的,化学的には有機化合物類似の系であるととらえ,ダイヤモンド表面の有機化学修飾,および単結晶表面での化学吸着状態と固体の電子状態との関連,また表面の化学反応性を明らかにしていくこでことである。本研究を進めることによって,ダイヤモンドと有機分子が直接結合した新しい材料系の設計,特定分子を単結晶表面の特定の格子点に配置することなど,安定な極微細構造を持つ素子製作の基盤技術への発展が初めて可能となる。一方ではダイヤモンド気相合成のメカニズムの解明など,表面反応の制御による結晶成長が一分子·一原子レベルで理解,制御できることとなる。

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