TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


平成11年度 戦略的基礎研究推進事業 「研究年報」
Vol. 1 (2000) 220
[PDF (330K)] [引用文献


「生体防御のメカニズム」平成9年度採択研究代表者
「遺伝子の不活化·活性化を通した植物の生体制御」

大橋 祐子1)
1) 農業生物資源研究所 上席研究官
Abstract:  導入遺伝子の不活性化すなわちジーンサイレンシングが、遺伝子組換え植物の中で頻繁に起こることが問題になっている。また、一度不活化された遺伝子が再活性化する例も知られている。本研究では、遺伝子の不活化を外来異種遺伝子の発現を抑えるための植物の自己防御の一つの形としてとらえ、植物の病気や傷害に対する自己防御機構解明の研究の一部として解析する。これらの研究は、広義の遺伝子発現制御による植物の自己防御機構の解明に貢献するとともに、導入遺伝子や内在性の遺伝子発現の人為的制御法開発にもつながることから、応用面でもより質の高い有用組換え植物作出等に役立つものと考えられる。

[PDF (330K)] [引用文献

Copyright(c)2000 科学技術振興事業団