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平成11年度 戦略的基礎研究推進事業 「研究年報」
Vol. 1 (2000) 1296
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「資源循環·エネルギーミニマム型システム技術」平成11年度採択研究代表者
「超小型ガスタービン·高度分散エネルギーシステム」

鈴木 健二郎1)
1) 京都大学大学院工学研究科 教授
Abstract:  21世紀の我が国の社会は個性化すると考えられる。それゆえ、それを支えるエネルギーシステムが必要となる。高度分散エネルギーシステムは、エネルギー使用量の空間的·時間的変化を受容できる点で、個性化社会に適する。また、このシステムは自然災害時のライフライン確保を容易にし、インフラ整備に困難度が大きい離島や、国外の過疎地、開発途上国での受容が見込まれる。このシステムを高効率化し,広く導入できれば、家庭にインフラを含むコスト感を与えることができ、現在難しいとされる民生用エネルギーコントロールの困難度を軽減できる。また、大容量発電システムをベースロード供給に特化でき、資源的な無駄も排し得る。本研究は、超小型ガスタービンと固体電解質燃料電池のハイブリッドシステムを、高度分散エネルギーシステムとして実現するための、フィージビリティーの検討や、システムの最適化指針の確立、システム設計に必要となるモノグラフやデータベース構築のための基礎研究の推進、を行うものである。

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