TOP > 巻一覧 > 目次一覧 > 書誌事項


平成11年度 戦略的基礎研究推進事業 「研究年報」
Vol. 1 (2000) 1234
[PDF (332K)] [引用文献


「内分泌かく乱物質」平成10年度採択研究代表者
「性分化機構の解明」

諸橋 憲一郎1)
1) 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所 教授
Abstract:  本研究チームでは生殖腺と脳の性分化メカニズムの解明をめざし、(1)生殖腺に発現する転写因子をコードする遺伝子の転写調節機構、(2)転写因子間の相互作用、(3)視床下部腹内側核の性差、(4)内分泌撹乱物質の作用メカニズムに関する研究を行っている。平成11年度においては、特にDax-1遺伝子の転写調節への細胞増殖因子の影響に関する検討、更にAd4BP/SF-1とDax-1の相互作用のメカニズム解明と細胞内存在状態の検討を行ってきた。これらの研究から、Dax-1遺伝子が種々のシグナルを受けて性依存的転写調節を可能にしていることと、Dax-1自身の細胞内存在状態が転写抑制活性を調節していることなどが明らかになってきた。

[PDF (332K)] [引用文献

Copyright(c)2000 科学技術振興事業団