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平成11年度 戦略的基礎研究推進事業 「研究年報」
Vol. 1 (2000) 1000
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「脳を創る」平成10年度採択研究代表者
「時間的情報処理の神経基盤のモデル化」

深井 朋樹1)
1) 玉川大学工学部 助教授
Abstract:  理論面では先に提案した時間間隔符号化の神経回路モデルや線条対神経回路モデルの詳細な解析、40Hz 律動発火を示す皮質VI層の錐体細胞のモデル化などを行った。実験面では線条体における時間依存のLTD誘導、皮質-大脳基底核直接神経路と間接神経路間の信号時間差などを調べた。また時間再生課題をサルに訓練し、多細胞記録が取れる段階に達しつつある。さらに時系列情報処理に関して神経発火の同期と競合に基づく理論的仮説を立て、モデルの構築と、サルとネズミを用いた実験を平行して計画中である。

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