| | 山本 良平1), 平尾 滋章1), 柳瀬 浩1), 元野 満1), 松田 尚樹2), 横山 兼久2), 竹下 哲史2), 森田 直子2), 加藤 兼房3), Kurt Droms4), Gary D. Shipley4), 渡邉 正己5) |
| 1) 倉敷紡績株式会社·技術研究所 2) 科学技術振興事業団·長崎研究室 3) 愛知県心身障害者コロニー·発達障害研究所 4) Cascade Biologics, Inc. 5) 長崎大学·薬学部 |
| Abstract: 細胞を用いるin vitroの試験法を考える場合、特に薬理·毒性試験では肝細胞は重要な細胞の一つである。しかしながら、これを安定して供給する技術、体制は整っていない。細胞の安定供給に有用な保存法としては凍結保存法があるが、肝細胞の凍結法に関しては十分な技術は開発されていない。そこで、我々はラット肝細胞の凍結保存法の開発を目指した。その結果、解凍後の生存率および単層培養での細胞接着率がいずれも70%以上の細胞を得ることができた。得られた凍結肝細胞を用いて、凍結によるストレスが具体的にどのような形で現れるのかを検討するとともに、ラット肝細胞と可溶性ホルマザン系色素を用いた細胞毒性試験の予備検討を行った。 | | | |