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共同研究終了報告書「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究」
Vol. 1 (2000) p.435
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ベータカメラの開発
山本 誠一1), 柏倉 健一2), 菅野 巌3)
1) 神戸市立工業高等専門学校
2) 科学技術振興事業団秋田研究室
3) 秋田県立脳血管研究センター
  小動物の脳表等のポジトロン核種の分布を測定するために高い空間分解能を有するベータカメラを開発した。ベータカメラはCaF2(Eu)シンチレータ、テーパーファイバー、位置有感型光電子増倍管より構成される。位置有感型光電子増倍管の出力は位置演算され、メモリに蓄えられた後パーソナルコンピュータに送られ表示や解析が行われる。今回、有効視野の異なる2種類のベータカメラを開発した。一つは有効視野が直径20mmのカメラで、もう一つは有効視野10mmのカメラである。固有空間分解能は20mm視野のカメラで0.8mm FWHM、10mmのカメラで0.5mm FWHM であった。さらにベータカメラを用いた応用として非侵襲入力関数測定を試み、また画質の向上を行った。

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