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共同研究終了報告書「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序に関する研究」
Vol. 1 (2000) p.269
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A Bayesian Technique for Investigating Linearity in Event-Related BOLD fMRI
Jeff Kershaw1), 柏倉 健一1), Zhang Xiaojiang1), 阿部 清子2), 菅野 巌2)
1) 科学技術振興事業団秋田研究室
2) 秋田県立脳血管研究センター
  事象関連BOLD fMRIデータを時間不変線形システムとしてモデル化した。ベイズ推論法を用いてBOLD応答特性における線形性を確認できる統計解析法を発展させた。この解析法を白黒チェッカーボードによる視覚刺激を行った8名のボランティア·データに実際に応用した。グループ解析の結果、BOLD応答は明らかに非線形性を示していた。被験者ごとに解析したデータは、大部分は非線形性を示していたが、中には判断が困難なものもあった。この結果は、被験者個人の生理学的パラメータの推定に有効かもしれない。加えて、hemodynamic応答関数を求めたが、刺激終了後のBOLD信号低下を確実に示す証拠はなかった。

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