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「さきがけ研究21」研究報告会「状態と変革」
Vol. 1 (2000) p.2
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分子メモリーと複合ナノコンポジット
阿波賀 邦夫1)
1) 東京大学大学院総合文化研究科
  近年、分子性物質における物性探索は目覚しく、金属伝導、超伝導、強磁性、非線形光学効果、あるいはこれらを複合したような性質が次々と見出されている。分子性磁性物質の研究においては、これまで強磁性的な性質の獲得が大きなテーマであったが、この問題がある程度解決しつつある状況において、分子磁性体特有の性質を強調した展開が求められている。本研究では、有機·無機複合ナノコンポジットや分子スピンシステム上に、磁気的な性質が大きく異なる二つの状態つくり出し、その間の転移を自由に制御することを目指した研究を行った。

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