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「さきがけ研究21」研究報告会「形とはたらき」
Vol. 1 (2000) p.35
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Moleculicsを実現する空間の形状制御
大久保 達也1)
1) 「形とはたらき」領域
  半導体、トランジスターの発明により我々は電子の流れとして電流を制御する手法を手に入れた。Electronicsの誕生である。半導体、レーザー、光導波管等の発明により、光を光子の流れとして制御することが可能となった。Photonicsの幕あけである。階層は異なるが、電子や光子を操作する場とそれに基づく手法が発明されると、それに対応する学問領域○○○○○icsが誕生し、その成果は我々の社会に大きな影響を及ぼして来た。これに学び、分子一つ一つを操作し、集積させ、その結果として反応や機能を制御するためには、「場」としての分子サイズの空間とそのネットワークが必要なのではないかと考えた。イメージ図を図1に示す。本研究では、分子サイズの空間とそのネットワークの形の制御に主眼をおいて研究を進め、新領域Moleculics開拓のための基盤をつくる。

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