| 励起子逆系列発光による励起子分子波動関数の決定とマルチチャンネルダブルロックインによる単一粒子·2次元分光
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| | | バルクCuCl結晶で、励起子分子から励起子励起状態とそのポラリトン分枝への光学遷移による極微弱な発光系列を観測した(励起子ポラリトン逆系列発光)。始状態の励起子分子波動関数と終状態ポラリトンを厳密に扱って、逆系列発光と分子波動関数を関係づける分子の輻射緩和過程の理論式を導いた。これにより多成分ポラリトンの励起子成分を実測し、分子波動関数の高次励起子成分の符号と絶対値を決定した。実験値と矛盾のないように電子格子相互作用を取り入れた厳密な分子と励起子の波動関数の理論計算を行い、分子波動関数を高精度で決定した。128チャンネルダブルロックインアンプとその分光システムを開発した。このシステムを用いれば、量子点を初めとする単一ナノ粒子レベルの非線形吸収分光が、ランプ光源を用いた弱励起条件下で可能になる。 | | | |