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土居バイオアシンメトリプロジェクトシンポジウム要旨集
Vol. 1 (2000) p.25
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古細菌、線虫の核酸結合性蛋白質と非対称性
金井 昭夫1)
1) 非対称変異体グループグループリーダー/技術参事
  超好熱性古細菌P.furiosusから見い出したPfuヘリカーゼ-1を基軸としてDNAの2本鎖に内在する非対称性を考察した。また、同古細菌の発現ゲノムライブラリーから核酸への結合を指標に新規のRNAループ結合蛋白質を同定し、FAU-1蛋白質と命名した。FAU-1蛋白質の1次構造中には酸性、塩基性のクラスターが存在し、アミノ酸の使用頻度に偏り(非対称性)が見られた。この偏りを有した新規の遺伝子産物を線虫C.elegansのゲノム中に見い出し、生化学的な解析をしたところ、RNA結合蛋白質であることが明かとなった。

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